倉庫からまた1冊2だけ出てきたため1冊限定で販売いたします。小さなバッチつき。根本さんの直筆メッセージカードとともにお送りいたします。



「 …『樹海』を描く際、最初は大げさなことは考えずに手を動かし、 キャンバスになんでもいいから描いてゆく。それを心がけました。絵のサイズを「側」は大きい大きいと強調しましが、 自分はそれに惑わされないよう気持ちを持っていきました。
とにかく、 キャンバスに向かい迷う時間があったら迷ってないで手を動かし続 ける。
そうこうしているうちに形が出来、次第に絵になってゆき、 時間が経つにつれ勝手に仕上がっていくわけです。
「樹海」との命名の由来は、そう感じたから。 地獄でも極楽でもなく森林、樹海だなと。
また、 商品と考えた場合キンタマとかゲロとか、ブタのクソとかまずいでしょ、 ってのは最初からありました。そういう命名を楽しみにしている人達も少なからずいるのは心得ていましたけど。
これはね、あくまで「名画」ですから、それらしく。描いた以上は売らなきゃならない。商品ですから。
しかし、絵を描くって……まあ絵に限らないけど、表現？言うんですか。
こういった作品にしたり、創りあげるってのは、 最初に「答え」を出してしまうというようなもんでね。
答えを自分でだしといて、じゃあその問題はどんな問題だったのか、 仕上げてから考えると。
とにかくそういうものかなと思います。　　　　　　　　　　　根本敬 」



根本敬『樹海』の絵のパーツパーツをズームアップして撮影した１冊。全てのピースを白黒にしました。また、一昨年の京浜島での製作風景が垣間見れる数枚の写真も入った、樹海クローズアップ・白黒編。（私家版）


全160ページ、厚み8.5mmの豪華版
限定版
サイズ：A5
写真 : zohre miha